ハルカリベーコン/HALCALI

前項に引き続き、HALCALI脱力の謎を追求する。
こうなったらアルバムを聴いてみなくちゃ!ということで、いつもHALCALIが流れている後輩の部屋をノック。
(我が家は会社の独身寮である。)
快く貸してくれた。持つべきものは後輩であり、異なる音楽アンテナを持つ人間だ。
とりあえず、アレッシア*1に放り込み再生。
1曲目、、、、



ナメてんのか?あぁ!?



脱力!激しく脱力!!聴く気を失うほど脱力!
やっぱりこいつらわかんねぇー。
『ダンデム』、『ギリギリサーフライダー』と引き続き聴いてみるが、やっぱりわかんない。
でも何となく解かってきたぞ。
前項で述べたが、HALCALIは『そこらへんにいる女子中学生と女子高生』とほぼ等しい。
そこがミソだ、きっと。
音楽業界と言うか、現代社会全体においても言えることであるが、低年齢趣向の進行が著しい。
言うなれば、今の日本社会総ペドフィリア現象だ。
(すまん、これは言い過ぎかもしれん。)
そんな中、SPEEDあたりから始まった『低年齢アーティスト台頭』はモー娘。で拍車がかかった。
需要が高くなると供給も伴うものである。
松浦亜弥あたりの国民的美少女林明日香なんかの実力派お子様がバンバン出てきている。
しかしだ!
国民的美少女とか、実力派お子様ってやつにもそろそろ飽きてきたんじゃないだろうか、日本人は。
需要の一つは満たされた。じゃぁ、新たな需要が発生するのは社会における自然現象だろう。
だからこそ原点回帰的にそこらへんにいる女子中学生と女子高生であるHALCALIがウケているんじゃないか?
『銀座や六本木で飲む1杯ン万円のワインよりも、仕事から帰ってきて冷蔵庫から取りだした缶ビールがうまい』
これと同じ理屈じゃないか?
HALCALIは1本の缶ビールと同じだ。疲れた日本人の五臓六腑に染み渡っている。

*1:我が家のコンポの愛称である。何度も言うが。